- 「言われたことをすぐ忘れる」のは、気のせいでも注意力不足でもなく、ちゃんとした理由があること
- 何かに深く没頭している時ほど、後で思い出すべきことを忘れやすいという脳の仕組み(展望記憶)があること
- 今日からできる、記憶だけに頼らない具体的な対策があること
没頭する裏で消えていく「後でやろう」
承知しました!午後に修正して再提出します!
全体の色味を調整するのに夢中で、一番言われてた指定箇所を完全に忘れてた……!!!
「言われたことをすぐ忘れる」——
実はこの悩み、SNSや相談サイトなどでも急速に検索されるようになっている、多くのクリエイターが抱える現代病のようなものです。
「なんで自分はこんな簡単な指示を忘れるんだろう」と自己嫌悪に陥るかもしれませんが、あなたが指示を忘れてしまうのは、決して能力不足や気の緩みではありません。
深く作業に没頭している時ほど意図が抜け落ちてしまうのは、脳の自然な仕組み(展望記憶のエラー)によるものなのです。
今回は、この現象の正体を脳科学の視点から解き明かし、記憶力に頼らずにミスを防ぐ現実的な対策を見ていきましょう。
「言われたことをすぐ忘れる」のは、なぜなのか
展望記憶│やろうと思ったことを、後で思い出す力
「言われたことを忘れる」という現象には、心理学で「展望記憶(prospective memory)」と呼ばれる、独立した記憶の仕組みが関わっています。
展望記憶とは、「後でこれをやろう」という意図を、適切なタイミングで思い出し、実行する力のことです。
これは、過去に見聞きしたことを思い出す「回顧記憶」とは、別の仕組みだとされています。
展望記憶の研究チームは、「目の前の作業に没頭して脳が手一杯になるほど、後でやろうと思っていたことを忘れやすくなる」という事実を明らかにしました。
2003年の実験では、参加者に「数秒〜数十秒後に別の作業へ切り替える」よう伝えたうえで、そのわずかな待ち時間の間にあえて別の作業を割り込ませ、頭を混乱させてみました。
その結果、脳への負荷が高い状態では、たった5秒というわずかな合間であっても、若い世代の約25%(4人に1人)が「やろうと思っていたこと」をすっかり忘れてしまったのです。
「このカットの後、明るさを調整しよう」
(意図の記憶 = 展望記憶)
別の編集作業に没頭・チャットの割り込み
(脳の作業領域が圧迫される)
わずか5秒ほどの遅延でも
約25%の人が意図を忘却(押し出される)
(ワーキングメモリ)
(明るさ)
没頭している時ほど、思い出しにくくなる
動画編集という作業は、まさにこの「進行中の作業への高い注意負荷」そのものです。
カットの繋ぎ、色味の調整、音のタイミング——集中して作業に没頭している間、脳のリソースの多くは、目の前の編集作業に使われています。
その状態で、クライアントからの指示という「後で実行すべき意図」を、正確に保持し続けることは、脳にとって簡単なことではありません。
「自分は注意力が足りない」「不真面目だ」と自分を責める必要はありません。
没頭できるということは、それだけ集中力があることの裏返しでもあります。
記憶には、大きく分けて「過去を思い出す記憶」と「未来の予定を思い出す記憶」の2種類が存在します。
過去に見聞きしたこと、体験した出来事、暗記した知識などを思い出す力。
- 昨日の夕飯に何を食べたか
- 先週受けていた指示の内容
- 英単語や業務マニュアルの記憶
「後でこれをやろう」という意図を、適切なタイミングで思い出して実行する力。
- 「このカットの後に明るさを変更する」
- 「帰りに牛乳を買って帰る」
- 「15時にクライアントへ連絡する」
一般的に「記憶力が良い・悪い」と言われるものの多くは回顧記憶を指しますが、仕事で指示を忘れずに実行するために必要なのは展望記憶です。これらは脳の中でも異なる仕組みで働くため、「過去の出来事はよく覚えているのに、後でやろうとしたことだけ忘れる」という現象が起こります。
展望記憶を支える、脳の部位
展望記憶がどの脳部位に支えられているかを調べた研究もあります。
脳に損傷のある患者を対象にした研究では、「吻側前頭前野(ふんそくぜんとうぜんや)」という部位が、展望記憶の働きに欠かせないこと※が示されています。
Volle, E., Gonen-Yaacovi, G., de Lacy Costello, A., Gilbert, S. J., & Burgess, P. W. (2011). “The role of rostral prefrontal cortex in prospective memory: A voxel-based lesion study.” Neuropsychologia, 49(8), 2185-2198.
DOI: 10.1016/j.neuropsychologia.2011.02.045
おでこの最前部に位置する脳の部位(英語:rostral Prefrontal Cortex / rPFC)。
- 作業の並行処理:目の前の作業をこなしながら、別の予定を気にかける
- 展望記憶のコントロール:「後でやろう」と思っていた意図をタイミングよく思い出す
※研究では、この部位に損傷や高い負荷がかかると、「進行中の作業に没頭しながら、後でやるべき指示を実行する」ことが困難になることが知られています(Volle et al., 2011)。
この部位に損傷がある患者は、進行中の作業をこなしながら、後で実行すべき意図を思い出すことが、特に困難になっていました。
さらに、この前頭前野での作業記憶の維持には、GABAという物質の濃度が関わっていることを示す研究があります。
アメリカの研究チームが、脳の背外側前頭前野にあるGABA濃度をMRSという手法で測定し、記憶しておくべき合図の数・待たされる時間・作業中の妨害という、負荷の高い条件での成績と照らし合わせたところ、GABA濃度が高い人ほど、こうした負荷の高い条件で、成績が良かったことが分かりました。
濃度
これはまさに、「クライアントの指示(合図)を、編集作業という妨害の中、しばらく時間が経ってから(遅延)実行する」という、動画クリエイターの状況そのものです。
今日からできる、記憶だけに頼らない対策
指示を「後で実行する」ための展望記憶は、作業に没頭して脳への負荷が高まると、どうしても維持しにくくなります。
だからこそ必要なのは、記憶力を鍛えることではなく、「頭の外に記憶を預ける仕組み(外部化)」を作ることです。
動画編集の現場で今日から実践できる3つの工夫をご紹介します。
「指示を受けたその瞬間」に、頭の外へ出す(即時メモ)
「このカットが終わったらメモしよう」——そう思っている数秒の間に、次の作業に意識が向き、指示そのものが頭から消えてしまうのが展望記憶の特性です。
- 「とりあえず1言」でOK: 「15秒目 明るく」「SE追加」など、自分だけが分かれば単語レベルで構いません。
- ショートカットキーを活用する: 編集ソフトのマーカー機能(Premiere Proの「M」キーなど)を使ってタイムライン上に直接打つか、PCの付箋アプリを即座に立ち上げるショートカットを設定しておきます。
手や思考を完全に止めずに「その場で脳の外へ書き出す」ことが、忘却を防ぐ最大の防波堤になります。
作業の「区切り」を、チェックのトリガーにする(習慣化)
編集作業に没頭している最中に「メモを見よう」と思い出すのは、脳にとって高い負荷がかかります。思い出す作業自体を意識するのではなく、「特定の行動」と「メモを見る動作」をセットにするのがコツです。
- 動画の書き出し(レンダリング)待ち時間
- 1つのカット割り・テロップ入れが完了したタイミング
- 休憩から作業画面に戻った瞬間
こうした「作業の切り替わり」をメモチェックの合図(トリガー)としてあらかじめ決めておくことで、集中を切らさずに自然と指示を思い出すきっかけを作れます。
「視界に入る場所」に、思い出すきっかけを配置する(環境構築)
どれだけメモを取っても、そのメモ存在自体を忘れてしまっては意味がありません。意図を再起動させるための”きっかけ”を、視界の中に強制的に作りましょう。
- 物理的な付箋:
「絶対に修正が必要な案件」は、アナログですがモニターの枠(フレーム)の目立つ場所に物理的な付箋を貼るのが最も強力です。 - デジタル通知・固定表示:
タスク管理アプリの通知機能を使い、作業が終わる想定時刻にポップアップを出せるようにします。また、クライアントからのチャット画面をサブモニターに常に表示させておくのも有効です。
自分の「記憶力」を過信せず、「視界に入れば嫌でも思い出す環境」を作ることが、ミスのない制作環境に繋がります。
それでも不安が続くなら
今回ご紹介したように、作業に没頭している最中に「後でやろうと思っていたこと」が抜けてしまうのは、脳の仕組み上、ごく自然な現象です。
まずは「自分の注意力が足りないせいだ」と自分を責めるのをやめて、メモや環境の工夫を取り入れてみてください。
ただし、様々な工夫を重ねてもミスが減らず、仕事や日常生活に大きな支障が出続けている場合は、一人で抱え込まないことが大切です。
その際は自己判断せず、心療内科や専門の医療機関へ一度相談してみることも、現状を変える一つの選択肢となります。
日々のコンディションケアという選択肢
メモや環境づくりといった「外側の仕組み」でミスを防ぐ工夫に加えて、日々のコンディションを「内側」からケアしていくことも、クリエイターとして長く高いパフォーマンスを発揮し続けるための大切な視点です。
その一つの選択肢として、GABAを含む食品を日常に取り入れる方法があります。
GABAとは?
野菜や果物に含まれるアミノ酸の一種。
体内では神経伝達物質として、
健康維持に欠かせない役割を
担っています。
機能性表示食品「Memory Coffee(メモリーコーヒー)」は、GABA200mgの機能性により、加齢とともに低下する認知機能の一部である「記憶力」の維持をサポートする機能が消費者庁に届け出られています。
毎日のコーヒータイムを「自分らしさを育む時間」へと変える機能性表示食品(インスタントコーヒー)です。
本格的なおいしさと、認知機能の一部を維持するGABA200mg(1本あたり)のサポートを両立しています。
Memory Coffeeに含まれるGABAは、加齢とともに低下する認知機能の一部を維持する機能が報告されています。
本格ブレンド
絶妙ブレンド
機能性関与成分 GABA
スッキリとしたブラジル産とコク深いベトナム産の豆を絶妙にブレンド。
毎日飽きずに楽しめる、本格的でホッとする風味に仕上げています。
開発段階で約30パターンもの
ブレンド配合・調整を繰り返し、
納得の1杯を完成させました!
優位性の確認
認知機能の低下を感じる40歳以上の
健康な男女120名※を対象とした試験で、
12週間の継続摂取により、
統計的に有意な維持・改善が見られました。
※システマティックレビューで評価した研究2報の参加者の人数の合計
※「持続的注意力(注意を持続させながら、作業を続ける力)」も同様に、システマティックレビューに含まれるヒト試験において、Cognitrax等を用いて評価された項目に基づいて届出しています。
<引用論文> Yamatsu A., Nakamura U., Saddam HM., Horie N., Kaneko T., Kim M. Intake of 200 mg/day of γ-Aminobutyric Acid (GABA) Improves a Wide Range of Cognitive Functions – A Randomized, Double-blind, Placebo-controlled Parallelgroup Clinical Trial– 薬理と治療 48, 3, 461-474 (2020)
※本商品を用いて行った実験ではありません。
動画編集の作業中、気分転換にコーヒーを飲む方は多いはずです。
Memory Coffeeは、ブラジル産とベトナム産のコーヒー豆をブレンドし、機能性だけでなく毎日のむ「美味しさ」にもこだわって設計されています。
仕組みによるカバーと並行して、作業の合間の一杯を、無理のない内側からのコンディションケアに変えてみませんか。
200mgのGABAを1杯に
コーヒーで手軽に機能ケア
まとめ│「言われたことをすぐ忘れる」悩みは、脳の仕組みの理解から
最後に、今回解説した「言われたことをすぐ忘れるメカニズムと対策」について、重要なポイントを振り返っておきましょう。
-
注意負荷が高いほど「展望記憶」は働きにくくなる
展望記憶という「意図を後で思い出す力」は、進行中の作業への注意負荷が高いほど働きにくくなる性質があります。
-
動画編集は特に注意負荷が高い作業
カット繋ぎや色味調整など、動画編集という没頭しやすい作業は、脳への負荷が特に高い状況にあたります。
-
脳の「吻側前頭前野」がこの力を支えている
進行中の作業をしながら意図を保持・実行する働きには、脳の吻側前頭前野(rPFC)という部位が深く関わっています。
-
頭の外に記憶を出す工夫が現実的な対策に
メモを頭の外に出す、作業の区切りで見返す、環境にきっかけを作るといった工夫が、記憶だけに頼らない現実的な対策になります。
「言われたことをすぐ忘れる」のは、気のせいでも能力不足でもなく、脳の仕組みそのものに理由があります。
自分を責める前に、脳の仕組みを理解し、無理のない工夫を積み重ねていきましょう。
よくある質問(FAQ)
展望記憶は、訓練で伸ばせますか?
メモを取る、きっかけを環境に作るといった外部化の工夫は、展望記憶の弱さを補う、効果的な方法とされています。記憶力そのものを完全に鍛え上げるというより、仕組みで補うという発想が現実的です。
忘れっぽいのは、年齢のせいでしょうか?
展望記憶の研究では、年齢を重ねるほど、この種の物忘れが起こりやすくなる傾向が示されています。ただし、若い世代でも、作業への没頭度合いによって同様の現象は起こるとされています。
口から摂取したGABAは、脳まで届くのですか?
GABAが摂取後に脳内でどのように働くかについては、現在も研究が重ねられている分野です。本記事でご紹介した吻側前頭前野やGABA濃度の研究は、脳の中で本来どのような仕組みが働いているかを知るための、一般的な科学解説としてお読みください。Memory Coffeeの「記憶力の維持をサポートする」という機能は、こうした基礎研究とは別に、消費者庁への届出(届出番号:J1384)において、必要な科学的根拠に基づき評価・受理されたものです。
-
1. 情報の正確性について:
本記事の内容は、学術論文および一般的な公開情報に基づき、執筆時点の情報として整理したものです。
情報の正確性・最新性には細心の注意を払っておりますが、新たな研究知見により見解が更新される可能性があります。 -
2. 個人差・作業環境について:
本記事で紹介している内容は、一般的な研究知見や傾向を整理したものであり、特定の個人の記憶力や能力を診断・保証するものではありません。
展望記憶の働きやすさには個人差があり、作業内容や環境によっても左右されます。忘れることへの不安が強く続き、日常生活に支障が出ている場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。 -
3. 医療行為の代替ではありません:
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、医師による診断、治療、または処方に代わるものではありません。
また、紹介している成分や製品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。 -
4. 効果の個人差について:
GABA等の機能性関与成分に関する記述は、一般的な届出情報・研究知見に基づくものであり、特定の製品の摂取によって全ての方に同様の効果を保証するものではありません。
体質や体調により、まれに合わない場合があります。ご自身の体調に合わせて、無理なく取り入れていただくために——持病のお薬(血圧に関するものなど)を服用中の方は、念のため医師・薬剤師にご確認のうえお召し上がりください。 -
5. 損害への責任:
本記事の情報を利用したことによって生じたいかなる損害についても、当サイトおよび運営者は一切の責任を負いかねます。
最終的な判断はご自身の責任において行っていただけますよう、お願い申し上げます。
本品は、事業者の責任において特定の保健の目的が期待できる旨を表示するものとして、消費者庁長官に届出されたものです。ただし、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
運営会社・製品開発元情報
| 会社名 | 株式会社HOPEF |
|---|---|
| 所在地 | 〒957-0105 新潟県北蒲原郡聖籠町大字次第浜1948 |
| 代表者 | 佐藤 俊彦 |
| お問い合わせ | https://memory-coffee.jp/contact/ |
| 事業内容 |
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