本商品の摂取上の注意欄に
「GABAは理論的に降圧薬との併用で低血圧を引き起こす可能性があるため、降圧剤を服用している方は医師、薬剤師に摂取について相談してください。」
と記載があります。
そのため、服用している方が本商品を取り入れることに不安を持つ場合もありますので、理論的な観点から詳しく解説いたします。
まずは、結論からお伝えします。
降圧剤を服用していても、ほとんどの方は問題なくご利用いただけます。
ごくまれに血圧が下がりやすくなる場合がありますが、摂取量やタイミングを調整することで無理なく続けることができます。
本内容は、本商品の注意書きに対する補足的な説明となります。
【1】血圧が高くなる理由
血圧は、心臓が血液を押し出す力と血管の抵抗のバランスで成り立っています。
ストレスや塩分の摂りすぎ、運動不足、加齢などによって血管が収縮し、このバランスが崩れると血圧は上昇します。
つまり、血管が緊張しやすい状態が高血圧の一因です。
この「過剰な緊張」をやわらげる働きを持つのがGABAです。
【2】降圧剤の種類と効き方
降圧剤は、血圧を下げる目的で処方される医薬品の総称で、主に以下のようなタイプがあります。
・ACE阻害薬・ARB:血管を拡げて血圧を下げる
(例:ロサルタン、エナラプリルなど)
・カルシウム拮抗薬:血管をやわらげる
(例:アムロジピンなど)
・利尿薬:余分な水分・塩分を排出する
(例:ヒドロクロロチアジドなど)
・β遮断薬:心拍数や心臓の働きを抑える
(例:アテノロールなど)
これらは多くの場合、朝に服用し、1日を通して穏やかに作用するよう設計されています。
【3】GABAの作用
GABA(γ-アミノ酪酸)は、体内にもともと存在する抑制性神経伝達物質です。
神経の興奮をしずめ、自律神経のバランスを整えることで、血管をゆるめ、血圧を穏やかに保つ方向に働きます。
このため、GABAは「血圧が高めの人の血圧を下げる機能」が報告されていますが、その作用は非常に穏やかであり、医薬品のように急激な変化をもたらすものではありません。
【4】理論的に考えられるリスク
降圧剤とGABAはいずれも血圧を下げる方向に作用するため、薬理学的な理論上は作用が重なる可能性があります。
ごくまれに、体質やその日の体調によって立ちくらみや軽いめまいを感じる方もいます。
ただし、これはあくまで理論上のリスクであり、GABAを100〜200mg/日摂取して危険な血圧低下が起きた報告はほとんどありません。
「併用=危険」ではなく、「体調や服薬状況によってまれに影響を受ける可能性は考えられる」という理解が正確です。
【5】安心して取り入れるためのポイント
・初めて飲む場合は、朝や日中など体調を観察しやすい時間帯に摂取する
・そもそも体調の変化(ふらつきやだるさなど)があれば、一時的にお休みする
・食後や水分補給後に摂ると、血圧変動が安定しやすい
・複数の降圧剤を服用している場合は、半量から試すのもおすすめ
(例:作り置きをして、半分ずつを朝と夕に分けて飲む など)
本商品は1日1杯(GABA200mg摂取)とし、少しずつ体調を確認しながら取り入れてください。
【6】Memory Coffeeの立場
Memory Coffeeは「血圧の改善」ではなく、「記憶力・空間認知力・持続的注意力の維持」を目的とした機能性表示食品です。
GABAを1本あたり200mg配合しており、これはヒト試験で安全性が確認されている範囲内です。
【参考・出典】
・消費者庁「機能性表示食品Q&A(薬との併用について)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/functional_foods/
・森ら(2018)「GABA摂取による血圧および自律神経への影響」日本栄養・食糧学会誌, 71(3):121–128
・日本高血圧学会「降圧薬の作用機序と注意点」
https://www.jpnsh.org/
【ご利用にあたってのお願い】
本記事の内容は、一般的な健康情報および学術的知見に基づいて作成したものであり、診断・治療・処方などの医療行為を目的としたものではありません。
薬を服用中の方や持病のある方は、体調の変化を観察しながらご判断ください。
ご不安がある場合は、医師または薬剤師へご相談ください。
それでもなお、不安を感じる場合は、本商品の摂取をお控えいただくことをお勧めいたします。
一日あたりの摂取目安量(1本3g)を守っていただければ、基本的にどなたでも安心してお飲みいただけます。
「ご確認いただきたい点」
〇医薬品ではありません。
〇本品は、疾病に罹患しているのも、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者も含くむ。)及び授乳婦を対象に開発された食品ではありません
〇疾病に罹患している場合には医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に摂取について相談してください。
〇体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。
〇食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
本品には「コーヒー(コーヒー豆)」「還元麦芽糖水飴」「GABA」などを使用しております。
アレルギー表示が義務付けられている「特定原材料」および「特定原材料に準ずるもの」は含まれておりません。
ただし、食品に過敏な方や、持病・体質による懸念がある場合は、事前に医師または専門家にご相談ください。
Memory Coffeeは「スティック1本に対し、お湯で溶かして飲用すること」が、メーカーとしての正式なご案内となります。
なぜなら、本品の機能性は、GABAを単独で摂取したヒト試験に基づき、消費者庁へ届出・受理されているためです。
そのため、牛乳や砂糖などを加えた場合の機能性までは検証されておらず、制度上はストレートでの飲用をご案内しております。
現時点のエビデンスを調査※したところ、砂糖やミルクがGABAの機能性に悪影響を与えるという明確な証拠は確認されていません。
※AIを活用したDeepResearch
あくまで「届出に基づくご案内(=メーカーとしての立場)」として、ストレートでの飲用を推奨しています。
もちろん、毎日の飲用を続けていただくうえで、味や風味の調整が必要な場面もあるかと存じます。
その際はご自身の判断にもとづき、お楽しみください。
【賞味期限】
賞味期限は未開封・常温保存で300日を基準としてお届けしています。
実際の期限は、各商品の外箱およびスティック裏面に記載されていますので、ご確認ください。
【保存方法】
直射日光・高温多湿を避けて保存してください。
【使用上の注意】
個包装スティック開封後は、お早めにお召し上がりください。
当商品は、日本国内のGMP認定工場にて製造されています。
GMP(Good Manufacturing Practice)とは、厚生労働省が定める「適正製造規範」のことで、 原材料の受け入れから製造・包装・出荷に至るまで、全工程で安全性と品質の確保が徹底されている基準です。
また、本品は機能性表示食品として消費者庁に届出・受理されており、 1スティックあたりGABA200mgが安定して配合されるよう、徹底された品質管理の環境で製造を行っております。
製造体制の信頼性を担保するため、消費者庁ホームページでは製造者固有記号の開示も行っております。
より詳細な確認をご希望の方は、そちらもぜひご参照ください。
▶ 製造所固有記号検索
※製造者又は販売者の欄にて「HOPEF」と入力・検索していただければ確認できます。